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次々と新しいデザインを考え、時代に先駆け、消費者の興味をひき売上を上げよう!とかそういう考え方は無かったわけで、一度決定されたデザインをそのまま使って行く方がこの時代の東独では多かったのでしょう。
そんな東独の国の方針を反映したデザインのレトロっぽさが、今、70年代、60年代が流行りとなり、逆にかっこいい!なんてなっているのですから不思議なものです。 売り上げだけを目的とせず、急速に時代にデザインを合わせようという方向に力を入れなかったため、逆に昔ながらのモノが残されたわけですね。これらの社会主義の長所(?)とでも言える部分は例えば、パン製法等にも残っています。機械化が遅れた東独地域ではかまどを使った昔ながらのパン作りのお店が細々と残っているのです。壁崩壊後に潰れた店も多いでしょうが、これを生きのびたお店は、どこも美味しい店が多いです。 さて右写真は別の袋。こちらは上写真の2つの袋より少々小さめで、卵を入れる袋だったそう。マチがちょっと他のより広くなっています。真中にプリントされている『良く買いました。喜んで買いました。』の文はこれを買ったお店の店員さん達のお気に入りだそうで、掘り出してきてくれました。周りのピンクの花のような模様もなかなかイイです。 しかしどの袋も問題なのはその紙質!マチを広げようとするとバリッ、中にモノを入れて折り曲げようとするとポリッ、と紙がぽろぽろと折れてしまうのです。デザインがよくてもこの質では・・・。旧東独の良かった面と悪かった面をこの袋を通してみた気がしました。 - - - - DDRのプリントはどうやって行われていたのかなど、これからわかったら追記して行こうと思います。 |
1977年
テレビ塔モチーフの
SOZPHILEX 77 (?)の消印
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