最近、グミを買わなくなりました。『一生分のグミを食べてしまったんじゃないの?』と友達は言いますが・・・。一番の理由は、ヘルシー嗜好になったということ、そして、目新しいグミをあまりみかけなくなったので、試したい心が起きない、ということもあります。
しかし先日、おっ、これは初めて見た!というグミを発見したのでさっそくリポートしたいと思います。
ブラウゼ・フィンガーは、アホイ・ブラウゼ(しゅわしゅわーとなる粉ジュース)という会社の製品です。アホイブラウゼの、セーラー服姿の水兵さんのキャラクターとパッケージのキッチュな色合いが好きで、粉ジュースの方では無く、ブラウゼ・タブレッテという、しゅわ〜となるラムネみたいな物を買ってみたこともあります。そして、粉ジュースの楽しみ方と言えば、あえて、水に溶かしてジュースとして飲むのではなく、指につけて、このしゅわしゅわ感を楽しむ!ということでしょう!
この駄菓子感溢れる食べ方は、でも指がべとべとになるし、なんだか汚い気もします。(そこが駄菓子らしくて良い、とも言えるのですが)そこで、ブラウゼ・フィンガーの登場!というわけです。


パッケージの中には、毒々しい色合いの、指の形をしたグミ(実際の指よりはちょっと細め)が小袋1つ、粉ジュースがコーラ、リンゴ、レモン、ラズベリーの味がそれぞれ同封されています。グミは、katjes社のもの。フルーツ味です。この、グミの指を使って(なめて)、粉ジュースをまぶして、食べる!わけです。うーん、新しい?かな?味のコンビネーションは、というと、粉ジュースの酸味と口の中に広がるしゅわしゅわ感が美味しいのですが、あえてそれはそれで、という気もします。グミの味が強いので、粉ジュースの、酸っぱい後味があまり味わえないような・・。
しかも、グミが少ない!
つけて食べて、をすると、すぐ指グミは短くなってしまいます。なので、指グミをなめながら、粉ジュースを味わい、時々、指グミも食べる、という感じで食べて行くと、なんとか指グミと粉ジュースの割合が良い感じになります。しかし、爪、しわ、まで妙にリアルに作ってあるこのグミ、口にくわえているとちょっと気持ち悪いです。噛み切る時も、グミ特有の、ぐにゅっ、ぶちっ、というかんじがなんか、恐いんですよね。

毒々しい色合いのグミに対して、粉ジュースの方は、いたって柔らかい、微妙な味わいと色。どの味のジュースも、色はほとんど変わらない自然な色味です。
さて、ラズベリー味を水に溶いてみると、左写真のような感じ。パッケージはショッキングピンクなのに!こういうところがドイツらしいという気がしたり。飲んだら口がピンクに染まってしまうような、食品添加物、合成着色料たっぷりの体に悪そうな物か?と思うのに。
そしてお味は、というと、かき氷のシロップを、すごく薄めたような、香料の味がつん、とする、うすぼんやりとした甘味。
すっかり溶けてしまってから飲むと、甘味が強くてあまり美味しく無いので、しゅわしゅわ言っているうちに飲む。冷たく冷やした水だと、しゅわしゅわ度が長持ち。粉はちょっとグミにつけて、ちょっとジュースにして、グミだけで食べて、粉を食べて、グミをつけて・・色々な食べ方ができるこのグミ。でも、いまいちグミと粉ジュースの良さをお互いに打ち消しあっているような気が・・。近所のスーパーで1袋だけポツンとあったのを買って、その後売ってるのを見かけません。もしかして、期間限定のお試し企画で、やっぱり売れないのでだめだった・・と消されてしまったのでしょうか。形とか、パッケージの色とかキツクて良いと思ったんですが・・。アホイブラウゼさん、ぜひまた何か、作って下さい!


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