ロンドン帰りの私の宝箱(変わったグミを入れる段ボール箱)はイギリスで買い込んで来たグミでいっぱい。
その中でよくみかけるドイツ生まれのグミでは見かけない、赤ちゃん。一体誰なんでしょう??
答えはエゲレス生まれのグミ、“Jelly Babies ”。同じく英国産のキャラクター、テレタビーズにも似た、ぼってり肉付きの良い赤ちゃんです。


左から、Bassett's オリジナルのJelly Babies 、マークス&スペンサーデパートのオリジナル、HARIBOのもの。
イギリスではとっても人気のこのキャラクター、Jelly Babies は1920年代生まれ。第一次世界大戦後、Peace Babies (平和の赤ちゃん達)という名前でヒットしました。第二時大戦中は物資不足のため製造停止となりましたが、1953年にはJelly Babies と名前を変えて復帰!
この赤ちゃん達は6色。色ごとに名前とキャラクターが設定されています。
ピンクは Bonny。フリルのボンネットとおむつの赤ちゃん。
青はBoofuls。いつも泣いています。
緑はBumper。不器用ででたらめな形をしています。
黄色はBubbles はスポーティな女の子ですが、ネックレスをつけてお洒落な面も。
グレーはBig Heart。友達が沢山いる心の優しい子。
赤はギャングのリーダー、Brilliant。真っ赤な服に緑のブーツできめています。
・・・・・と見た目はばっちり。さてお味は??
ばふっ!
開けてみると、粉っぽい!HARIBOでは蜜鑞などを使ってグミどうしがくっつかないようにしているのですが、このグミには片栗粉のようなものをまぶしてありました。噛んでみると、これまたううっ。グミというよりはジェリービーンズ系の外側はしゃり、中はねっとりしている食感。(右写真)
味は薬っぽいフルーツ味。ライム、チェリーなどあるらしいのですが、ほとんど区別がつきません。袋こそ開けたのですが、結局1つ2つ食べたっきり。
ファンサイトを読んでみたところ、週に300万のジェリーベイビーズが売れているとか。うーーーん。人の好みは色々ですね。
そして、HARIBOのジェリーベイビーズの方を試してみると、Bassett's のほどねっとりしていませんが、弾力があまりありません。まさにハリボグミとのあいのこ。“美味しい小さな玩具”とパッケージにはありますが、そんな味です。1個以上はちょっと。もうマークス&スペンサーの方は開ける気力もおきませんでした・・・・。

ジェリーベイビーズがロンドンで大人気のキャラクターだというなら、ここはドイツのHARIBOのキャラクターも紹介しておきましょう。
前回のロンドングミ探検1では英国トラディショナルな格好をしていたハリボー君。(本名は不明)彼のフィギュア付きのミックスパックがあります。
インディアンの格好や無人島に辿り着いた無精髭の(!!)ロビンソン・クルーソーも!
やっぱりこっちが御贔屓の私でした。。


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