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									| 50〜60年代始めにライン川近くの山地地方(ケルン、ボン辺り)で、社会民主党(現首相の政党)から配られた、「“過去に学び、未来を理解するための”おばあちゃんの知恵&レシピブック」には、そんなおふくろの味が満載!(政党がレシピ本を自分達で試作してから出版するなんて、 さすが投票率が高く、政治の話題が好きなドイツっぽさを感じたのでピックアップしてみました。料理の他にも、野菜クズ使用の掃除法など倹約のトリック等も沢山、イラストもレトロで、楽しめる本です。) 例えば、屠殺をした日のごちそう、というページにはザワーブラーテンという、肉をマリネ液につけた後にこんがり焼きあげる料理にジャガイモだんごを添え、新鮮な血を使った血のソーセージなどが紹介されています。今は牛肉で作られるこの料理は、昔は馬肉で、肉の臭みを消すためにマリネしたとのこと。
 この血のソーセージは、貧血に効くといわれ、私も食べたことがありますが、柔らかい状態で出されることが多いので、想像を働かせれば気持悪いけれど、まずくはないです。
 
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											レシピブックに載せるには少々グロテスクすぎでは・・・
 ドイツ(欧米全体がそうですが)って
 肉食だなあとしみじみ思う
 “屠殺祭り”の項のイラスト
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										この巨大な球体がジャガイモだんご??
 がたいの良いお母さん(?)
 の顔が恐く
 「悪戯すると食べちゃうわよ!」
 とか言ってそうです。
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								| 上図でお母さんが持っている巨大なジャガイモだんごは Knoedel とも言い(普通はこんな巨大じゃないです)ドイツでは色々な料理に添えられています。 その他よく添えられているのはマッシュポテト(日本のものよりかなりゆるい感じ)やキャベツを醗酵させたザワークラウト、ジャガイモ炒めなど。ドイツにはジャガイモの種類が160近くもあるそうで、料理によって使う種類を変えます。ほくほくのものは粉ふきいも、ねっとり系はだんごに、固めは炒めものに・・・。
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