Berlin Bau/五感でドイツ/味わう/番外編・ドイツ菓子～特にグミ in Japan

日本に３週間一時帰国をしていました。そこで食べた数々の日本食。輝く白米、臭みのない魚、味わい深い秋の野菜をシンプルに味わう鍋、ドイツではデパートに特注しないと手に入らない薄切り肉と春菊をたっぷり入れたすき焼き、そして胃袋も舌も目も満足する美しい和菓子達・・・。
こんな水準の高い日本の食べ物達の中ではたして売れるのか？頑張るドイツのお菓子達をチェックしてみました。

毎度お馴染み、ドイツのグミと言えば、HARIBOとKatjes！これは、原宿ラフォーレの近くにあるIT'S DEMOというお店でみつけたドイツグミ達です。
個人的にはチョコ in ソフトマシュマロのマフィーちゃんが気になる所ですが、お馴染みのグミ達がこんなに充実して並んでいるのを見てちょっとびっくり！！慌てて撮影しました。ちなみに、katjesの酸っぱい鰯グミ、定番HARIBOのゴールドベアーとハッピーコーラのバケツ入りのもの、同じくコーラと新製品の酸っぱいコーラ、酸っぱいグレープフルーツ、そしてベルリンではめったに見かけない甘いコーヒーグミが並んでいます！値段は確か３００円前後で、むちゃくちゃに高いとも思えませんでした。このIT'S DEMOは“日常のスタイルアップ”をコンセプトとして掲げた、コスメ・雑貨・服飾雑貨・ＣＤ・お菓子等を揃えた「複合セレクトショップ」だとか。
靴から歯ブラシまでなんでもありますが、どれも雑貨っぽいお値段と大きさ。お菓子としてよりも雑貨度の高いドイツのグミ達がここにあるのは輸入食品店にあるよりハマっている感じ。日本産のグミ（梅酢昆布グミ、美白グミ等）も充実、グミ好きなら一度はチェックしてみてほしい店です。

さてこのIT'S DEMOに負けず劣らずキッチュ路線の複合セレクトショップとして頑張る、Three Minutes Happiness 、スリーミニッツハピネス「３分間で幸せになれる店」渋谷公園通り店。コスメ・雑貨・服飾雑貨等を１００円、３００円、５００円、７００円、１０００円で販売の他、ハッピープライスがあります。
ここはKatjes 優勢。酸っぱい鰯グミ、ベリーのグミ、ミックスフルーツのグミ（他のグミより少々柔らかい）の三品がずらりと並んでいました。こちらも量から考えたら安価な２５０円。
この店は雑貨や洋服等をすべて生鮮食品のように陳列するというコンセプトで構成されていて、雑貨屋というよりはスーパーマーケットの様に見えます。でもここでもドイツのグミはやっぱりちょっと雑貨よりの扱いを受けている感じでした。
アメリカ産のマシュマロ等に混じって、katjes の彩度の高いパッケージが目立っています。

ソニープラザなどが“雑貨な輸入菓子”販売のはしりだと思いますが、複合セレクトショップ流行りの今、様々な店でこういったモノが扱われるのは不思議ではないかもしれません。今回一時帰国してこういったセレクトショップが多く目につきました。大きく見れば、コンビニにもセレクトショップの一つ。コンビニが充実している日本ならではと言えるかもしれません。
今回帰国したら絶対じっくり回るぞ、と楽しみにしていたのがコンビニ。そこでは“おまけ付きお菓子”の充実度が目につきました。そしてその中でも和風のぷちサンプルシリーズはがっちりお土産にと買ってきまして、大好評です。

また、デパ地下のパン屋には目新しいクリスマスケーキとしてシュトーレン（ドイツのパン生地を使ったクリスマスケーキ）が並んでいるのも多く見かけましたし、バウムクーヘンで有名なユーハイムも心機一転、リニューアル、マイスターのお菓子！と看板を掲げ直してすべてのメニューをドイツ語にするというすごい努力をしています（上写真）。カエルの王様、赤ずきんちゃん等のグリム童話をモチーフにしたかわいらしいプチ・フールを作っていますが、ドイツ風にするという努力にもかかわらず（？）すっごくこのケーキ、日本的！！こんな小さく可愛いらしいケーキ、ドイツにはどこをさがしても見つからないかも・・・。まあ、とにかく、日本ではドイツ菓子が頑張っている様子が見られました。皆さん、今年のクリスマスはドイツ風でいかがですか？？

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