30分くらい頑張って探して摘むと、2,5キロ入る籠はもういっぱい。でも、もうちょっと摘んで、その度ちょっと食べながらまた籠に入れて・・。もう入りません、というくらいぎゅうぎゅうになった籠を入口に運んで、重さを計ってもらいます。お値段はなんと500グラムで1、5ユーロ!この味で!
しかも、2,9キロだったので、3キロ分払わされるかな?と思っていたら、2,5キロね!とおまけしてくれました。籠代金が70セントだから、自分でバケツを持ってくればもっとお買得。
2時間の帰り道、草を踏み分け、小高い丘を登りながらの家路の途中つまんで食べて、家に帰る頃には随分軽くなっていましたが、それをさっそく洗って、まずはそのままむしゃむしゃと。バルサミコ酢と蜂蜜でマリネして。ミルクを入れてミキサーにかけてミルクシェイク。お隣の人が遊びに来たのでおすそわけ・・。あっという間に無くなってしまいました。家中が苺の香りに満たされて
ジャムにしたら?とか、イチゴ・パンチ作れば?とか色々教えてもらいましたが、でも新鮮な摘みたての苺はそのまま食べるのが一番!洗った苺が置いてあったキッチンは、一晩立っても苺の香りが立ちこめているほど、摘み立て苺の香りと味は濃厚。
苺摘みは、まだこれから2週間は楽しめるとのこと。天気がそれ程暑くならなければ、まだ1ヶ月くらい楽しめます。今度は大きなバケツを持って行くぞ〜!
来年の夏は、ベルリン近郊、ヴェルダーにでも苺摘みに出かけてみようと思います!
*付足
アーティスト・イン・レジデンスで滞在した、ドイツの田舎町というか『村』。数少ない素敵な思い出がこのイチゴ摘みでした。
森の中で作品を制作したことは、本当に良い経験となったと思っていますが、『村暮らし』は絶対無理、と骨にしみて思わされた体験でもあります。
何よりも辛かったのは、『近郊で唯一のアジア人』であったことでした。もっとでもポジティブに考えて、制作に身を入れるべきだったと反省する時もありますが・・。
(2007年、5月筆)