このHPのメインコンテンツ、“五感でドイツ”では、ベルリン、ドイツの面白かったり興味深かったりするモノを五感でもって紹介していく試みをしています。それはあるポイントに様々な角度からスポットをあててみる作業。
しかし最近、『ベルリンってどこが良いのだろう?私はベルリンのどこが好きなのだろう?ベルリンらしさって何だろう?』と考えながら、その魅力は何かのモノやドコ、という点で表せるものではなくて、その点と点の間にある、何か、それは空気かも知れないし、ヒトの流れかも知れないし、光とか匂いとか、なんだか全てが混ざったようなものかもしれないけれど、ポイントで紹介していたのではみつからない、わからないモノなのでは無いか?という結論に達しました。
それは、目の焦点を合わせていたのではみえないモノ。
ぼんやり道を歩いていると、目の片隅にふっ、とうつるかもしれないモノ。
明日になったらなくなってしまってるかもしれないモノ
大好きになれるかも、実は嫌いかもしれないモノ。
そんなモノをどうやってHP上に表せるかはわからないのですが、気に入っている道をアトランダムに写真を撮っていきながら、それをただ並べていく作業をしてみたいと思います。説明は極力ナシ。そんな中に、案外私のベルリン、が隠れている気がして。
ちなみに、このコンテンツのタイトル、“ベルリンへの道”は萩尾望都の名作“ローマへの道”からいただきました。ベルリンの道を行くことで、ベルリンへ至る道をみつけられるように、そして何かを思い出すように。
|